航空機が到着したらスポットと呼ばれる定位置まで誘導します
航空機のパイロットに的確な指示を送り、誘導する係がマーシャラーです。パドルやマーシャリングライトと呼ばれる道具でコックピットに指示を送ります。
航空機は滑走路に降り立つと、そのまま自力でターミナルまで移動します。そして、航空機の駐車場にあたるスポットと呼ばれる場所に停止します。スポットは左右にも航空機が停まっているので、その間に大きな機体をぴたりと定位置に停めるのは熟練のパイロットでも緊張の瞬間です。マーシャラ−は、到着機のパイロットに指示を出し、安全かつ正確に航空機を定位置まで誘導します。マーシャラーはパイロットと同じ目線に立つため、マーシャリングカーと呼ばれる特殊器材やマーシャリング用の足場の上に立って高所で作業を行ないます。パイロットに不安を感じさせない堂々とした動作が必要とされます。
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また、空港によってはVDGS(Visual Docking Guidance System)と呼ばれる、航空機をスポット内にある停止位置まで誘導するシステムを利用しています。